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troubleshoot:slammap [2024/07/29 23:33] – 作成 admin | troubleshoot:slammap [2025/02/18 17:56] (現在) – okawa | ||
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- | ====== | + | ====== 地図作成TIPS ====== |
- | SLAM移動においては、環境地図の作成の精度が走行精度に大きく影響する。地図の精度によって走行性能が大きく変化するため、設置時においては目的地やその他設定と並んで環境地図スキャンが重要なウェイトを占める。 | + | |
- | 地図作成時はBUDDYの隣に立つようにしてブレーキ解除ボタンを片手で押し、棚部を押さえつけるようにしてロボットがスリップしないように動かす。通常歩く速度の半分以下の速度で動かす。タブレットを使用したリモコン操作を行う場合は、ロボットに触れないようにする。 | + | ===== 地図作成のチェックポイント ===== |
+ | - 壁の厚みがほぼ均一であり、異様に太くなっているような箇所がないこと | ||
+ | - 壁が2重になったりクロスしたりする箇所がないこと | ||
+ | - 90度であるべき部屋の隅や柱の出っ張り、家具の形状などが90度でとれていること | ||
+ | - 細かなノイズがないかどうか、全体を拡大してよく確認する | ||
+ | ===== 環境スキャンのコツ ===== | ||
+ | |スキャン中はロボットをゆっくり動かす|高速で動かすとスキャン結果がずれます。\\ 細い障害物の前では1〜2秒静止すると有効です。| | ||
+ | |床配線などを乗り越えないようにする|乗り越えるような障害物はできる限り撤去する| | ||
+ | |1m以下の狭い引き込みで旋回を連続させない|走行しない場合はスキャンしない\\ どうしてもスキャンする場合は最後にまわす| | ||
+ | |弧を描いた動きをしない|できるかぎり直進とその場旋回でスキャンする| | ||
+ | ===== 目的地作成のコツ ===== | ||
+ | |壁から可能であれば200mmは離す|| | ||
+ | |できるだけ走行してきた向きと同じ方向に停止させる|| | ||
+ | |画面の向きと御客様がものを取られる向きを考えて停止角度を決める|| | ||
+ | ===== 禁止領域のコツ ===== | ||
+ | |何もない空間を禁止領域にする場合は鋭角をつくらない|角はできる限り丸める| | ||
+ | |走行させないエリアは基本的には禁止領域にしておく|| | ||
+ | |安全距離は広く取りすぎないで100mm程度にする|| | ||
+ | ===== こんな時は ===== | ||
+ | |動き始めに迷うような動きをしてしまう|TIPS| | ||
+ | |広い空間&回避禁止エリアで障害物がないのに一時停止してしまう| TIPS | | ||
+ | |壁際ギリギリを攻めた時、壁に激突してしまう| TIPS | | ||
+ | |直進方向からあい路に入る際に壁に激突して入れない| TIPS | | ||
+ | |深い角度から曲がりながらあい路に入る際に壁に激突して入れない| TIPS | | ||
+ | |円弧ではなく、旋回で角を曲がり移動時間が余分にかかってしまう| TIPS | | ||
+ | |回避しながら壁に激突してしまう| TIPS | | ||
+ | |特定の場所で必ず迷ってしまう| TIPS | | ||
+ | |目的地付近で旋回を始めてから再度位置を調整してしまう| TIPS | | ||
+ | |目的地付近で想定以上にずれて止まってしまう| TIPS | | ||
+ | |何もないところを毎回よけるように動いてしまう| TIPS | | ||
+ | |上記の場合で回避禁止にしたら動けなくなってしまう| TIPS | | ||
- | まわりにひとがいる場合はスキャン中は全員ロボットが走行しうるエリアから出てもらうようにする。 | + | ====== 文字入力の制限====== |
+ | ===== 地図のファイル名 ===== | ||
+ | 以下の文字が使えます。\\ | ||
- | ===== 地図作成の手順 ====== | + | * アルファベット |
- | | + | |
- | | + | |
- | | + | |
- | | + | |
- | | + | |
- | | + | |
- | - ユーザー様に目的地到達をみて頂き、目的地名称を含めて確認をとる | + | |
- | | + | |
+ | ===== 目的地の名称 ===== | ||
+ | 以下の文字が使えません。\\ | ||
+ | * " (ダブルクォーテーション) | ||
+ | * / (スラッシュ) | ||
+ | * \ (バックスラッシュ) | ||
+ | * \ (バックスラッシュ)を含む制御文字 | ||
- | ===== 地図作成のチェックポイント ====== | ||
- | * 壁の厚みがほぼ均一であり、異様に太くなっているような箇所がないこと | ||
- | * 壁が2重になったりクロスしたりする箇所がないこと | ||
- | * 90度であるべき部屋の隅や柱の出っ張り、家具の形状などが90度でとれていること | ||
- | * 細かなノイズがないかどうか、全体を拡大してよく確認する | ||
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- | ===== 地図作成の失敗しやすいポイントと対策 ====== | ||
- | * 床配線などを乗り越え → できる限り撤去する | ||
- | * 1m以下の狭い引き込みで旋回を連続させる → 走行しない場合はスキャンしない。どうしてもスキャンする場合は最後にまわす | ||
- | * 弧を描いた動き → できるかぎり直進とその場旋回でスキャンする | ||
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- | ===== 禁止領域設定のポイント ====== | ||
- | * 何もない空間を禁止領域にする場合は鋭角をつくらない(角はできる限り丸める) | ||
- | * 走行させないエリアは基本的には禁止領域にしておく | ||
- | * 安全距離は広く取りすぎないで100mm程度にする | ||
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- | ===== 目的地設定のポイント ====== | ||
- | * 壁から可能であれば200mmは離す | ||
- | * できるだけ走行してきた向きと順方向に停止させる | ||
- | * 画面の向きと御客様がものを取られる向きを考えて停止角度を決める |